U−17日本代表、試合前の豪雨に泣く「全員の気持ちが左右された」



「(試合の)最初の(ギアの)上がらなさには、ちょっとビックリした部分もあった」

 指揮官がそう語るように、日本は試合序盤、メキシコに好きなようにパスをつながれ、立て続けに決定的なピンチを招いた。幸いにして、GK鈴木彩艶が好セーブでゴールこそ許さなかったものの、日本は立ち上がりから「全然ボールへ(プレッシャーをかけに)いけなかった」(森山監督)。

 その原因のひとつには、キャプテンにしてセンターバックのDF半田陸や、ボール奪取に優れたボランチのMF田中聡といった「守備的な選手が、今日はケガで出場できなかったのが、(理由として)あったのかもしれない」と森山監督。

 と同時に、試合直前にスタジアムを襲った悪天候が、少なからず日本の選手たちの心理面に影響を及ぼした可能性は否定できない。
 試合が行なわれたブラジリアはこの日、日差しが非常に強く、30度を超える暑さに見舞われていた。試合は16時30分キックオフと、まだ暑さが残る時間に行なわれるとあって、FIFAも試合途中にクーリングブレイク(飲水のための試合中断)を設ける可能性があることを、両チームに伝えていたほどである。

 ところが、試合直前、選手入場の音楽が場内に流れ始めた頃、スタジアムの上空に立ち込めた暗い雲から、突如、バケツをひっくり返したような激しい雨が降り始めた。

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