ドリブル王選手権! アウトサイドで抜くメッシ以上の名手がいた

小刻みなステップで対峙する相手DFとの間合いを計り、右足のアウトでヒュッと縦へ持ち出して置き去りにした。タイミングで抜いている感じだ。

 50歳まで現役だった選手なので、いつが全盛期なのかよくわからないのだが、映像をチェックできたのは38歳の頃。若い頃はもっと速かったのかもしれない。

 よく似ていたのが1950〜60年代に活躍した、ブラジルのガリンシャだ。やっぱり小刻みなステップで間合いを計りながら、縦へビューンと出る。

 ただ、ガリンシャの飛び出しは、まさにロケットスタートだ。比較した年齢が違うのでマシューズには分が悪いのかもしれないが、スピード自体は比較にならない。もう、あの速さがあればフェイントは要らないんじゃないかというぐらいなのだ。

 実際、ガリンシャは多彩なフェイントを持っていたが、抜くときはほとんどスタートダッシュ一発でぶっちぎっている。現在のクリスティアーノ・ロナウドと同じで、いろいろ技は見せていても、いざ抜くときは圧倒的なスプリント力というタイプだった。
 マシューズ型に関しては、これを得意とする選手はたくさんいるけれども、最高峰は元祖のマシューズとガリンシャが双璧である。マシューズ型の使い手は、縦に抜いてクロスボールという形で終わるわけだが、ぶっちぎるスピードがないとクロスの段階でブロックされやすい。

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