日本代表が格下相手でもアウェーで苦戦するのはなぜなのか?

移動距離と時差だけでも、選手への肉体的、精神的な負担は小さくない。

 さらに、来年3月に予定されているアウェーでのモンゴル戦は、例年なら気温は氷点下になると言われている。経験したことのない環境でのプレーが求められるのが、アウェーなのだ。

 そうしたなかで結果を残すには、気候条件やピッチコンディション、時差といったものの違いをすべて受け入れるしかない。そして、「やりたいことをやる」のではなく、「できることをやる」と、頭を切り替えなくてはいけない。

 日本代表が4連勝したのも、選手一人ひとりが、ベンチからの指示を受けながらも、環境と相手に応じて臨機応変にプレーしたからだ。

 キルギス戦に限れば、大迫勇也と冨安健洋を欠き、五輪代表へ融合させるために堂安律と久保建英を招集しなかった。メンバー的に万全ではないなか、森保監督は3年後のW杯本大会に向けた一手を打ったように感じた。

 それはプレッシャーの大きな試合を、数多くの選手に経験させるということだ。キルギス戦では相手が手にしていた日本代表の情報量は多く、日本代表が手にしていた相手の情報量は多くはなかった。実際、現地のスタジアムで、「キルギスは3バックなのか、4バックなのか」を選手が私に訊ねてきたほどで、そのなかで勝利が求められる苦しさは、出場した選手にしかわからないものだ。

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