日本代表が格下相手でもアウェーで苦戦するのはなぜなのか?



 相手の出方がわからないなかでは、キックオフ直後の立ち上がりは大切になる。立ち上がりから積極的に前に行くのは日本代表の長所のひとつだが、相手の攻撃を受け止めながら、慎重に立ち上がっていくのはあまり得意としていない。この傾向はキルギス戦でも表われていた。

 失うもののない相手に、立ち上がりから何度かいいパスを通されて崩されかけた。そうしたなかで、ベンチからの指示もあったにせよ、選手が対応を変えながら相手の攻撃を封じたことは収穫と言えるだろう。
 なかでも権田のパフォーマンスはすばらしかった。所属クラブのポルティモネンセで試合に出場していなくても、コンディションを整えられることに感服するしかない。彼がオーバートレーニング症候群でサッカーのできない日々を過ごした苦労が、経験となって生きているのかもしれない。いずれにしろ、権田の安定感が日本代表を無失点に導いているのは間違いない。

 W杯アジア2次予選の4試合を振り返って、森保ジャパンから感じるのは、チームに躍動感があることだ。

 2018年9月に船出した森保体制は、「世代間の融合」をしながら、それまでの常連組からメンバーを変えた。南野拓実、中島翔哉、堂安律の攻撃的ポジションの3選手をはじめ、各ポジションでW杯未経験のフレッシュな選手たちが、W杯出場という最大の目標に向けて、どんな相手であっても常に全力で戦いに臨んでいる。

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