明大が早大のメンタルを崩す。伝統の「前へ」で圧倒、全勝Vを決めた



「早稲田大はスキルが高く、粘り強いディフェンスなので、前半は我慢比べになる。パニックにならないこと。平常心で戦うことが大事」

 明治大はこのように分析し、田中監督らコーチ陣は早稲田大戦に「クラッシュ・ザ・メンタル」というテーマを掲げた。80分間、攻守にわたって粘り強く戦い、相手をメンタルで圧倒するという狙いだ。

 前半序盤、早稲田大はハーフ団がキックでうまくエリアを奪い、試合を有利に進める。だが、劣勢になっても失点を許さなかった明治大は前半17分、体重を114kgから106kgに絞って肉体改造に成功した箸本がトライを挙げて、7−0と先制した。

 しかし、早稲田大も負けてはいない。すぐさま反撃に転じ、ゴール前スクラムを起点に齋藤からパスを受けた岸岡がトライを決めて、7−7の同点に追いついた。その後、PG(ペナルティゴール)を加えた明治大が前半を10−7で折り返す。
 この流れは、明治大の想定どおりの展開だった。「前半は確実に厳しい展開になるとわかっていましたし、自分たちのフィジカルも通用していたので(精神的には)ポジティブに感じていました」。僅差での後半突入でも、武井主将は冷静だったと言う。

 田中監督は過去の数試合を振り返り、「後半の入りが悪かった」と反省していた。

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