明大が早大のメンタルを崩す。伝統の「前へ」で圧倒、全勝Vを決めた

それを打破すべく、明治大は後半になって一気にギアを上げる。

 後半2分、SH飯沼蓮(2年)のハイパントキックをWTB(ウィング)山ア洋之(4年)がキャッチしてラックを形成すると、ボールキャリアとなった箸本が前に出て敵陣22メートル内に攻め込む。そして、箸本が再びボールを持って前に出ようとしたところを裏にいたSO山沢京平(3年)にパスし、最後は武井が右中間にボールを押さえた。

 FWだけでなくBKも絡み、チーム一体となったすばらしい攻撃だった。裏へのパスで好機を演出した箸本は、「前半FWで前に出たことがうまくダミーになった」と破顔する。

 このトライで、明治大は一気に主導権を奪った。そして、攻撃の手を緩めることはなかった。後半8分、明治大はスクラムでペナルティを得ると、ラインアウトからモールを押し込んで再び武井がトライ。スコアを24−7とし、大きくリードを広げることに成功する。

「後半2本のトライを獲ったあと、早稲田大のメンタルを崩していけたのが今日の勝利に影響したと思います」。武井がそう振り返ったとおり、早稲田大の選手たちはトライを奪われると、まさにがっくりと落ち込んでいた。

 後半は「ほとんど攻めた記憶がない」と早稲田大の齋藤に言わしめるほど、明治大のペースで終始展開。途中でメンバーを入れ替えても、明治大のチーム力は落ちなかった。

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