ゴールボール日本女子、3連覇達成。攻守の要の新戦力が自信をつかむ

若いセンター1枚で、今大会(全7試合)を乗り切れたことは意味がある」と評価した。

 高橋自身も、「課題だった失点をなくすために守備フォームの改善に取り組んできたが、その成果が発揮できたのはよかった。自分なりにしっかり守れて自信になった」と充実の表情で大会を振り返った。

 1998年、広島市に生まれた高橋は目の難病により幼い頃から弱視で、中学は広島市の特別支援学校で学び、高校は東京の筑波大学附属視覚特別支援学校に進んだ。ゴールボールと出会ったのは高2の時。同校ゴールボール部から、「試合のメンバーが足りない」と声をかけられたのがきっかけだ。3年時は受験勉強などもあって競技を離れたが、大学入学後の2016年春に復帰。徐々に頭角を現し、日本ゴールボール協会の強化指定選手にも選ばれた。

 大きな転機は2018年6月。4年に一度開かれる世界選手権(スウェーデン)に臨む日本代表6名のひとりに初選出されたのだ。この時のポジションはセンターでなく、ライトだったが、市川HCは代表抜擢の理由を「高い守備力」とし、「センターの適性もある」と話していた。出場機会は少なかったが、たしかに安定した守備を披露した。
 だが、当の高橋にセンター転向の可能性を尋ねると、「真ん中でボールを受け続けたり、指示を出したりなんて、私には無理。ウィングで点を取る方が楽しいし……」と、そんな答えが返ってきた記憶がある。

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