ヤクルトの高卒3人が謙虚に企む来季野望。弱体投手陣の救世主となるか

松山でのキャンプは、そこを強く意識して練習しました」

 今シーズンの梅野は、勝ち試合の中継ぎからスタートして、セットアッパーを経て、一時はクローザーに抜擢された。しかし、6月に4試合連続失点するなど安定感を欠き、気がつけばリードされている場面での登板になった。チーム関係者が「二軍で調整したほうがいいかもしれませんね。勝ち試合から負け試合にまわるのって、精神的に厳しいんですよ」と心配するほどだった。

 だが梅野は、「技術面の修正もありましたが、気持ちの面で沈みこまなかったことが大きかった」と再び調子を取り戻し、後半戦はまた勝ち試合でマウンドに送り出されることになった。

「『また勝ち試合で投げてやる』という気持ちを持って、腐らずに前を向いてやっていけたからだと思います。そこは使ってくださった監督とコーチに感謝しています」
 8月17日の中日戦(神宮)は、梅野の成長を印象づける試合だった。1点リードの5回表、一死後から大島洋平に17球粘られ四球を出すと、続くビシエド、阿部寿樹にも四球を与え一死満塁。もはやここまでか……と覚悟したが、ここから堂上直倫を空振り三振、京田陽太をセンターフライ。この回だけで41球を投じたが、なんとか無失点で切り抜けた。

「あれは本当に長いイニングでしたね。

関連記事(外部サイト)