ヤクルトの高卒3人が謙虚に企む来季野望。弱体投手陣の救世主となるか

そのためには、春のキャンプ、オープン戦で結果を出して、一軍に残ることです。新しい選手がどんどん入ってくるので危機感はありますし、負けられないですけど、そこは気にせず、自分のことに集中してやっていきたいです」

 11月20日、寺島は松山キャンプで最後のブルペンに入った。斎藤隆投手コーチが「いいラインが出ている。いい角度で入ってるよ」と声をかけると、石井弘寿投手コーチも「寺島、笑え!」「そうだ、笑え」と盛り立てる。そして寺島はきれいな真っすぐを低めに投げ込むと、親指を立てて、笑顔を見せたのだった。

 高橋奎二はプロ入りしてから2年間はケガに悩まされたが、3年目の昨シーズンに一軍初登板を果たし、初勝利も記録した。今シーズンはコンディションを考慮して、中10日前後の起用が予想されたが、結果的には19試合に先発するなど、中6日で投げられるスタミナを証明した。

20試合 4勝6敗 防御率5.76 奪三振99 四球53

 昨年、高橋は「知らない自分に出会えました」と話していたが、今シーズンはどうだったのだろうか。
「今年は、自分の実力を知った1年でした。先発が足りなかったので投げさせてもらっているだけで……一番感じたことは、まだまだ一軍では通用しないということでした。よかったところもありますけど、ほぼ悪かった。

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