紀平梨花、全日本初制覇へ王手。2人目の4回転ジャンパーになるか

ほかの2つのジャンプは、出来ばえ(GOE)加点で1.44点と1.47点がつくなど、しっかりとまとめた。

 GPファイナル後には、SPの連続ジャンプを「得点アップを図るために最後に跳ぶ構成にチャレンジする」と話していたが、今回はフリーに4回転を組み込むために、そのチャレンジはしないことを、濱田美栄コーチと相談して決めたという。戦略的に思惑どおりの展開になり、21日の女子フリーでは4回転に挑戦する予定という。

 SP後の囲み取材ではこう語っている

「(フリーでの4回転サルコウは?)挑戦します。いまのところ入れるつもりで、すべてのジャンプを跳ぶつもりです。4回転入りのプログラムを結構いい状態で練習できてきたので、何とか入れたプログラムをやりたいです」
 紀平が全日本選手権で4回転サルコウに成功すれば、2003年の同大会で、安藤美姫が4回転サルコウを跳んでSP2位から逆転優勝して以来となる、日本女子で2人目の4回転ジャンパーの誕生だ。

 ただし、20日午後に行なわれた女子フリーに向けた公式練習では、4回転サルコウを何度か跳んでいたが、回り切ったジャンプは2回。いずれも着氷が乱れて手をついたり、転倒したりして、成功はなかった。「ジャンプは水物」とも言われるだけに、当日の調子によっても大きく左右されるだろう。

 紀平の決断に注目が集まる。

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