ケイン・コスギも苦しんだ。悪天候の「SASUKE」の恐ろしさ

摩擦が最も重要となるエリアのひとつ(第36回大会)


 もちろん足袋を履いていてもクリアできたかもしれませんし、逆にシューズを履いても滑っていた可能性だってある。一発勝負のSASUKEだからこそ「なんとなく」ではなく、自分の性格的に納得のいく思考の過程を経て、決断することが重要だと思っています。

■コントロールできることに集中する

 ここまでいろいろとSASUKEにおける環境への対応方法を解説してきましたが、最も重要なのは「コントロールできることに集中する」ということです。

 例えば天気。僕も昔は、本番の何日も前から数十分おきに予報を見て当日の天気の推移をチェックしていましたが、天候は自分の力ではコントロールできません。

 自分の出番で夜露が大発生するかもしれない。にわか雨が降るかもしれない。霧が出るかもしれない。でもそれはコントロールできるものではない。だから「仕方ない」と割り切ること。

 SASUKEプレーヤーは皆、半年ないし1年間ずっと、本番で結果を出すことだけを考えて厳しいトレーニングに励んでいます。その日をベストコンディションで迎えられれば言うことなしですが、運悪く最悪の環境で本番に臨まなければいけない場面だって出てきます。


 それを恨むのではなく、悔やむのではなく、不安になり過ぎるのでもなく、それよりも「コントロールできること」に集中する。

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