明大サッカー部栗田監督は三足のわらじ「アホみたいな生活です(苦笑)」



「純粋に楽しい」「サッカーが好きだ」という気持ちを大切に、子どもたちの可能性を引き出すことが指導理念のど真ん中だ。チームでは「わくわく、どきどき」といった感情の発露を重視しているが、”パルピターレ”とはイタリア語でまさにそれを意味する(チームの公式サイトから一部抜粋)。

 明治大学のサッカー部監督であり、クラブチームの代表であり、大手ゼネコンの営業マンであり、栗田監督の日常は多忙を極めるであろうことは想像に難くない。

「明治大学の練習は朝6時から行なっていますが、そこに顔を出して、練習が終わったら会社にいきます。フルタイムで仕事をこなしますし、ときには接待のために夜遅くまでかかることもありますね。でも、翌日の朝4時くらいに起きて、また練習に行く。そんな生活を何年も続けてきました」と、ここまで話終えると、一呼吸あってからこう続けた。

「ちょっとアホみたいな生活ですけど(苦笑)」

 この物言いは自虐的ながら、でも、どこか楽しげで、日々の充実ぶりが伝わってくる。

 とはいえ、明治大学のサッカー部監督はボランティアと聞いていたこともあり、思わず「なぜ、そこまで?」と不躾ながら尋ねてしまった。
「昨年、亡くなられた総監督の井澤(千秋)さんや前監督の神川(明彦)さんから受け継いできた明治大学の伝統を次の世代につなげていかなければいけないですからね。

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