明大サッカー部栗田監督は三足のわらじ「アホみたいな生活です(苦笑)」

後任ができるまでは何とか続けていこうと思っています。明治大学の目的はプロのサッカー選手を養成することではなく、あくまでも人間形成です。そこにまず目を向けて、いろいろな刺激を選手たちに与えていきたい。勝ち負けはもちろん大事ですが、勝ち負けとはまた違うところの価値もしっかり追い求めていきたいなと考えています」

 勝ち負けとはまた違うところの価値――。栗田監督の発した、この一言が記憶に刻まれた。

 今年度の部員数は総勢59名だった。そのうち4年生は16名。半数の8名がJクラブに進む。卒業後の進路はさまざまだが、栗田監督が常々、選手たちに伝えてきたのは「視野を広げること」だ。

 その一環として、毎週木曜日に全体ミーティングを行なっている。ビジネスマンの顔を持つ栗田監督が仕事上の経験談を語ったり、サッカー界とは異なる業種の専門家を招き、講演してもらうこともあるとか。

「知らない話をたくさん聞くことができて、すごく参考になるし、将来に役立つ。こういうミーティングをしている大学はあまりないんじゃないか」と、選手たちは口をそろえる。

「これから社会に出ていくと環境が変わったり、置かれた立場が変わったりするけれど、自分が何を求められていて、どうすればいいのか、しっかり判断し、持っている力を発揮しなければいけない。

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