明大サッカー部栗田監督は三足のわらじ「アホみたいな生活です(苦笑)」

そこはプロの選手でも社会人でも同じなので、そのための取り組みが必要だと思っています」

 栗田監督もまた視野を広げるための努力を惜しまない。

「僕自身が現状に満足したり、自分の経験だけで物事を判断し始めたらチームの成長は止まってしまうので、新たな刺激を受けるように心がけています。18年に早稲田大学のスポーツMBA Essenceを受講したのもそういう理由からでした。いろいろな方々に出会って人脈が広がりましたし、有意義な時間を過ごすことができました」
 早稲田大学のスポーツMBA Essenceとは、スポーツビジネスに関するさまざまな講義が組まれている社会人向けの教育プログラムだ。多方面にアンテナを張り巡らし、学びの姿勢を持ち続ける栗田監督ならではの目のつけどころだろう。


さまざまな角度から刺激を受けた明大の選手たちが、今季の大学サッカー界で暴れまくった

 15年に明治大学の監督に就任以来、総理大臣杯では5年連続の決勝進出という前人未到の実績を残した。そのうち3度の優勝を飾り、関東大学リーグ1部では2度の栄誉に浴している。そして、この全日本大学選手権で優勝し、チームを10年ぶり3度目の頂点に導いた。

 驚異的なスピードでタイトルを次々に積み上げた明治大学。試合終盤になってもなお衰えないプレー強度の高さに、他校の誰もが驚かされている。それは日々のハードトレーニングの賜物にほかならない。

「見ている人たちから”明治大学のサッカーは面白いな”と言ってもらえるようにしたいですね」

 進取の気性に富む栗田監督に率いられた明治大学は、主力の4年生が抜けたものの、来る2020年のシーズンも大学サッカー界の主役を演じることだろう。

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