バルサ指揮官交代の非情と舞台裏。「新監督シャビ」はこうして消えた

バルサはアトレティコ・マドリードと戦い、2−3と逆転で敗れている。無残な敗北が、解任の引き金になった。

 1月10日、ドーハ。バルサの幹部たちは、カタールのアル・サッドで監督を務めるシャビ・エルナンデスと緊急に会談している。そこで、2年半での監督契約を打診。その事実が、一斉に報道されることになった。

「エルネスト・バルベルデはもう限界」

 バルサの幹部は、そう決断を下していた。

 バルベルデは1シーズン目からチームに安定をもたらし、リーガ・エスパニョーラでは2連覇を達成している。前任者のルイス・エンリケと違い、落ち着いた様子でメディアに対処。選手のマネジメントでも、ほとんどトラブルを起こしていない。監督としての実績は評価されるべきだろう。
 しかし、CLでは1年目はローマに、2年目はリバプールに大逆転で敗退。勝負弱さのほうがクローズアップされるようになった。首脳陣には、スーパーカップでの逆転負けが象徴的に映ったのだろう。

 なにより、バルベルデはチームをアップデートすることができなかった。下部組織であるラ・マシアの選手を登用できていない。ただのひとりも、新たな戦力に定着させられなかった。その結果、かつての小気味よいパス回しは影を潜め、バルサはすっかりバルサらしさを失っている。

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