名門復活。逆転Vの静岡学園の「異質なサッカー」は革命的だ

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2−0となった時点で、勝負はおおかた決したように思えた。まだ試合は60分近くも残されていたが、それまでの時間のパフォーマンスを見るにつけ、両者の力の差がはっきりと感じられたからだ。

 もちろん優っていたのは2点を先行した青森山田(青森県)のほうだ。


革命的なサッカースタイルで頂点を掴んだ静岡学園

 激しいプレッシャーで相手の出足を封じ、局面の争いでも上回った。くさびが入ればふたり、3人ですぐさま囲い込み、相手のストロングポイントであるドリブルを発動させない。11分に得意のセットプレーから先制点を奪うと、33分には敵陣でボールを奪ってPKを誘発し、エースの武田英寿が追加点をマーク。理想的な展開で2点のリードを奪ったのだ。

 一方の静岡学園(静岡県)は、まるでいいところがなかった。青森山田のプレッシャーの前に、持ち前の攻撃スタイルを示せなかった。ドリブルを仕掛けても引っかけられ、縦パスを入れてもあっさりとカットされてしまう。頼みの綱であるエースの松村優太も、相手の厳しい対応を受けて沈黙した。

 警戒していたはずのセットプレーで早々に先制点を奪われ、ビルドアップのミスを突かれてPKを献上。今大会無失点を続けていたチームが成す術がないまま2点のビハインドを負ったのだから、もはや勝ち目はないように思えた。

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