早田ひなは新たな武器を手に入れた。苦悩の1年を経て才能が開花

早田ひなは新たな武器を手に入れた。苦悩の1年を経て才能が開花

早田ひなは新たな武器を手に入れた。苦悩の1年を経て才能が開花の画像

2000年生まれの女子卓球「黄金世代」のライバル2人と遜色ない、底知れぬ才能が開花した。

 全日本卓球女子シングルスで、伊藤美誠、石川佳純の東京五輪シングルス内定組を破り、早田ひなが初の栄冠を手にした。試合後、伊藤が「実力は出せたと思っているので、実力負けだと思う。早田選手が上回っていたということ」とコメントを残せば、石川は「ずっと向こうのペースだった」と新女王を称えた。大会を通して好調をキープしていた伊藤、石川を真っ向からねじ伏せたことも、優勝の価値をさらに高めたと言えるだろう。


伊藤、石川を破って全日本シングルスを制した早田

 早田は同世代の伊藤、平野美宇も手にした全日本シングルスのタイトルを、10代の最後に獲得した。早田の好調時のパフォーマンスは、中国選手すら凌駕するインパクトを残すが、焦りからのミスも多くどこか詰めが甘い――。素質は誰もが認めるところだが、ライバルであり、親友でもある伊藤や平野ほどの成績を残してきたわけではない。”未完の大器”と呼ばれることもあったが、出色の内容で女子卓球の頂きに登りつめた。

「これまで苦しいことだったり、頑張っても、頑張っても結果が出ないことがすごく多くて。それでも常にたくさんの人が、『ひなちゃんがんばれ』って応援してくれたので、結果として恩返しできてよかったと思います」

 大会後の早田の何気ない言葉が、彼女の進化の過程を物語っているようで強く印象に残った。

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