八百長疑惑で解雇処分を受けた蒼国来、復帰までの2年間の深い苦悩を語る 技能賞も

八百長疑惑で解雇処分を受けた蒼国来、復帰までの2年間の深い苦悩を語る 技能賞も

記事まとめ

  • 蒼国来は、2011年に八百長疑惑で引退勧告を受け、裁判を経て潔白の訴えが認められた
  • 2017年初場所では技能賞を受賞し、36歳になった今も玄人受けする相撲で土俵を沸かせる
  • 蒼国来は「休んでいた2年は、自分の人生の中でものすごく勉強になった時間」と語る

八百長疑惑で解雇処分を受けた蒼国来。復帰までの2年間の深い苦悩

八百長疑惑で解雇処分を受けた蒼国来。復帰までの2年間の深い苦悩

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向正面から世界が見える〜
大相撲・外国人力士物語
第6回:蒼国来(3)

 2003年秋場所(9月場所)、中国の内モンゴル自治区出身として初めて、土俵を踏んだ蒼国来。日本式の相撲は未経験だったものの、抜群の運動神経と筋肉質の体を武器にして番付を上げ、2010年秋場所、新入幕を果たした。

 ところが翌年4月、八百長疑惑によって、引退勧告を受けることに……。それを不服とした蒼国来は、2年以上にわたり、潔白を訴え続けた。

 そうして、裁判を経て、その訴えはついに認められ、2013年名古屋場所(7月場所)で土俵復帰。以降、現役力士として奮闘し、2017年初場所(1月場所)では、技能賞を受賞した。36歳になった今も、玄人受けする相撲で土俵を沸かせている蒼国来の、波乱万丈の相撲人生に迫る――。

        ◆        ◆        ◆

 2011年の大相撲八百長問題によって、私は人生のどん底へと突き落とされました。八百長に関与したとして、相撲協会から引退勧告処分を受けたのです。

 それは、まさに寝耳に水でした。私は、八百長などはしていないので、処分に応じるつもりはありませんでした。ですから、引退届も出しませんでした。

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