バルサはスアレスの代役探しが佳境。「9番」を必要とするチーム事情

 1月25日、バルセロナは敵地に乗り込み、バレンシアに0−2で完敗している。エルネスト・バルベルデに代わってキケ・セティエンが監督に就任。その初戦となるグラナダ戦は80%以上のボール支配率で勝利し、戦勝ムードに湧きかえっていたが、水を差されることになった。

「たしかに、いい出来ではなかった。特に前半は」

 セティエン監督自身が、ふがいないプレーを認めている。パスを回し続けたが、そのリズムは緩慢で、ほとんど相手を脅かせていない。

「敵ゴール前への道を見つけることができなかった。ふるまいの問題ではない。選手は責務を果たそうとしていた。ただ、しっかりプレーを理解できない部分があって、意味のないパスが多かった。ポゼッションするだけになってしまい、相手を脅かす奥行きのあるパスが足りなかった」

 セティエンは、バルサらしいプレーモデルを取り戻すための戦いに着手した。あくまで、一歩を踏み出したばかり。試行錯誤が続くのは当然だ。


バレンシアに2点目を奪われ、呆然とするリオネル・メッシとフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)

 バルサは自らの戦いを取り戻し、時代にアップデートできるのか――。

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