WDと東芝メモリ連合は「サムスン」に勝てるか

WDと東芝メモリ連合は「サムスン」に勝てるか

両社で共同投資する三重県の四日市工場(撮影:梅谷秀司)

6月に東芝メモリの売却が完了した。提携する米ウエスタンデジタル(WD)は対立を乗り越えてメモリ事業を成長させていけるのか。WD日本法人の小池淳義社長に聞いた。

■WDと東芝はユニークな関係だ

──東芝メモリの売却が完了しました。

パートナーの経営が軌道に乗り、資金的にも安定するのは、われわれにとっても喜ばしいことだ。

──WDと東芝、東芝メモリの関係をあらためて教えてください。

半導体の前工程で研究開発や生産を共同で行うスキームで、後工程と販売はライバルになるユニークな関係だ。前工程には莫大な投資を必要とするし、研究開発も巨額なので、このビジネスモデルは非常に有効だ。異なるカルチャーの相乗効果で、1+1を3にできている。

──東芝が経営危機に陥り、メモリ事業の分社・売却に追い込まれました。反対したのはなぜですか。

東芝とは合弁会社を通じて共に事業を運営している。

2社の関係が3社になり複雑でうまくいかなくなることを恐れた。(ライバルである)韓国のSKハイニックスが買い手になることへの不安もあった。

──SKは資金を出すが、事業には口を出さないスキームとされています。安心できますか。

まだわからない。

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