「モンハン」配信停止、中国ゲーム業界の内情

「モンハン」配信停止、中国ゲーム業界の内情

中国のIT大手テンセント・ホールディングスが展開するゲーム配信プラットフォーム「WeGame」(画像:WeGameウェブサイトをキャプチャ)

今年1月に発売され、8月に累計販売本数1000万本を達成したカプコンのゲームソフト『モンスターハンター:ワールド(モンハンワールド)』。同社史上最大のヒットタイトルとなっている。このモンハンワールドの中国版が8月8日、現地のゲームプラットフォーム「WeGame」で発売された。だが、そのわずか5日後に販売が停止される事態に追い込まれた。

WeGameとは、中国でゲームやメッセージアプリ「WeChat」などを展開するIT大手、テンセント・ホールディングスが昨年9月に開始した(PC)ゲーム配信サービスのこと。中国では配信会社が自前のサイトでPCゲームを販売する形態が主流だが、WeGameは配信プラットフォームとしてさまざまな会社のゲームが配信されている。昨年11月時点ですでに登録者数は2億人以上、アクティブユーザー数は3300万人以上という規模だ。

■中国ゲーム業界独特のビジネスモデル

販売停止の裏には中国当局からの要請があった。カプコン側は「中国版の展開はテンセントへライセンスを供与する形で行っており、当局との対応はテンセント側が担っている」という。テンセントのマーティン・ラウ社長は2018年4〜6月期の決算説明会で「ゲーム内容に当局の基準を満たしていない部分があったため、いったん販売を停止してコンテンツを調整する必要が生じた」と説明した。

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