「東京ばな奈」の本社は無類の石好きが建てた

「東京ばな奈」の本社は無類の石好きが建てた

株式会社グレープストーンの銀座本店ビル。地上8階地下2階。外壁には、世界から集めた24種類の石が使われている。1階には「ねんりん家」がある

世界各地の石が、パッチワークのように連なる外壁が印象的な「座STONE ザ・ストーン」。このビルは、無類の石好きである施主の思いから生まれたという。銀座屈指の石のビルはどのようにできたのか、お話をうかがった。

銀座の中心、4丁目交差点からほど近い西五番街に、ひときわ目を引くオフィスビル「座STONE ザ・ストーン」がある。2013年に竣工したこのビルの外壁をよく見てみると、すべて石に覆われている! 石はカナダや中国、イタリアや南アフリカなど、さまざまな地域から取り寄せられたもので、その数は24種類にもおよぶそう。ビルの入り口には彫刻家樂雅臣(らくまさおみ)の「ジンバブエブラック(ジンバブエ産の黒御影石)」による彫刻も展示されている。どこを見ても、銀座という街にふさわしい重厚感だ。

このビルは東京土産で人気の「東京ばな奈」で知られる菓子メーカー、株式会社グレープストーンの本社ビル。1階のバウムクーヘン専門店「ねんりん家」店内のほか、2階のデザート専門店「銀座ぶどうの木」へ続く外階段まわりも石がふんだんに使われている。石材メーカーでもないのに、ここまで自社ビルに石を使っているのは、グレープストーンの創業者でもある代表取締役社長が無類の石好きだから、という理由にほかならない。

■サンプルを見せたら、「全部使おう」と。

「理由はわからないものの、石を見ると自ずとほれぼれしてくるのです。

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