「女子」と「おじさん」が示す日本人の思考停止

「女子」と「おじさん」が示す日本人の思考停止

コラムニストとして活躍するジェーン・スーさんと、『一発屋芸人列伝』で話題の山田ルイ53世さんが感じる、今の日本のメディアを包む空気とは?(写真:新潮社写真部)

あれをやってもダメ、これをやってもアウト。かつてはテレビなどメディアで当たり前に言われたり、やられたりしていたことがどんどんNGになっていく。

だからといって、古い価値観をアップデートしないとつまらないと言われるし、かといって新しく出てきたテンプレ的な表現にも違和感がある……。お笑い芸人で『一発屋芸人列伝』著者、山田ルイ53世さんと、コラムニストで、『生きるとか死ぬとか父親とか』著者のジェーン・スーさんが、今のメディアや日本に蔓延している「思考停止感」について語り合いました。

■テレビは出たい人が出るメディア

山田ルイ53世(以下、山田):ジェーンさんといえば、TBSラジオの帯番組に大抜擢された方という印象が強い。僕は文化放送さんで10年以上何かしら番組をやらせてもらってますが、全然出世しないのでうらやましいし、興味がある。

ラジオもそうだし、作家としてのデビューも、そんな出方あるの?って。僕ら芸人の世間への出方って、ある意味王道しかない。ネタを考えて、それをライブの客前で披露する。オーディションに行って合格すると番組に呼ばれる。その反響が大きければ売れる……ほんと、それだけ。だからジェーンさんみたいに、どこからともなく現れた彗星みたいな人は不思議です。

ジェーン・スー(以下、スー):そんな、彗星なんてとんでもない。

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