分散投資の「分散」の意味を知っていますか

分散投資の「分散」の意味を知っていますか

分散投資の「分散」とはどんなことを意味するのだろうか? 料理をイメージするとわかりやすいかもしれない(写真:kou/PIXTA)

金融庁が「貯蓄から資産形成へ」の掛け声とともに、NISA(少額投資非課税制度)を掲げ、さまざまな取り組みを行っています。ファイナンシャルプランナーとしてお客様のライフプラン相談や講演活動をしている筆者自身、日本人の投資マインドは確実に変化していると感じるこの頃です。

もちろんこれはNISAだけではありません。iDeCo(個人型確定拠出年金)の効用もとても大きいものがあります。こちらの管轄は厚生労働省。金融庁と「異例の連携プレー」で、今まで資産形成に関心がなかった人、あるいは投資はギャンブルだと思い込んでいる人にメッセージを発し、「長期・積立・分散投資」という「3つの正しい資産形成の姿」を植え付けているようです。

■「分散投資」とはたくさん商品を買うことではない

しかし、筆者には「言葉の一人歩き」が気になっています。3つのうち「長期」や「積み立て」は比較的わかりやすいとして、実は問題なのが「分散投資」の意味です。分散投資は、投資リスクを低減させるために用いられる手法です。具体的には分散には「時間」と「投資先」の2つを指しますが、時間の分散については「積み立て」という言葉で事実上代替しているので、今回は「投資先の分散」について詳しく見ていきましょう。

では投資先の分散とは何を意味するのでしょうか。投資する「商品」をたくさん持って「分散」させればよいということではありません。

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