神戸・神出病院、凄惨な虐待事件から見えた難題



■おぞましい虐待の実態

2020年3月、この病院を舞台とした看護師らによる患者の集団虐待暴行事件が発覚した。2018年から2019年にかけて、看護師、看護助手の計6人が、重度の統合失調症や認知症の人が入院する「B棟4階」の患者7人に対して、10件の虐待行為をしたとして、準強制わいせつ、暴行、監禁などの疑いで兵庫県警に逮捕された。

男性患者同士でキスをさせる、男性患者の陰部にジャムを塗ってそれをほかの男性患者になめさせる、患者を全裸にして水をかける、落下防止柵付きのベッドを逆さにして患者にかぶせて監禁するなど、おぞましい虐待の実態が明らかとなった。こうした行為を1年以上にわたって繰り返し、撮影した動画をLINE(ライン)で共有し面白がっていたという。

たまたま加害者の1人が病院とは無関係の事件で県警に逮捕され、彼のスマートフォンから上記のような行為を映した動画が多数見つかったことで、同院での大規模な虐待行為が発覚し6人の逮捕へとつながった。病院内からの内部告発などによる発覚ではなかった。6人とも容疑を認め、3人が執行猶予付きの有罪判決を、3人が実刑判決を受け、その後、刑は確定している。

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