「やる気のない人」を劇的に変える質問のコツ

「やる気のない人」を劇的に変える質問のコツ

人を“やる気”にさせるのは難しいです。人の心を変えるためには「押す」のではなく、「自分で考えて選択した」と思わせる必要があるようですが、そのためのテクニックとは? (写真:Graphs/PIXTA)

人を“やる気”にさせるのは難しい。いくら「やれ」と尻を叩いても、アメとムチを与えても、こちらの思ったとおりに動いてもらうのは至難の業だ。というのも、「押しつけられた」ことに対して人は本能的に反発を覚えることが多いからだ。

人間の心理を科学的に研究しているジョーナ・バーガー氏によると、人の心を変えるためには「押す」のではなく、「自分で考えて選択した」と思わせる必要があるという。そのためのテクニックとは?

※本稿は『THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術』(かんき出版)より一部抜粋・編集したものです

■想像と現実の大きな差を埋めるには

ビジネススクール入学に必要なGMATや、大学院進学に必要なGREといったテストの対策を指導するシェルパ・プレップという会社がある。ナフィーズ・アミンはそのCEOだ。会社はワシントンDCに拠点を置き、10年以上にわたって数百人の学生を全国有数の大学院に送り込んできた。

しかし、最初から成功できたわけではない。ナフィーズはいつも同じ問題が持ち上がることに気づいていた。学生たちの勉強量が少ないのだ。

ナフィーズは会社経営のかたわら、自分でも教壇に立っていた。ほとんどの学生はもう何年も数学をやっていない状態だ。それにテストでは、計算機の使用が認められていない。

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