単線でも急成長「アーバンパークライン」の潜在力

単線でも急成長「アーバンパークライン」の潜在力

運河駅近くで利根運河を渡る東武アーバンパークラインの60000系電車(撮影:鼠入昌史)

千葉県の北西、利根川と江戸川に挟まれた一帯に野田という町がある。言わずもがな、野田といえばしょうゆだ。しょうゆといえば野田といってもいいかもしれない。

野田に工場があるキッコーマンのしょうゆを人生で一度も口に入れたことがない、という人は少ないだろう。すなわち、野田は日本人の食卓を支えている町なのである。

ただ、いかんせん野田はそれほど離れていない東京の人にとっても印象が薄い。筆者とて野田=しょうゆくらいのイメージで、ほかのことは何も知らない。そもそもいったい野田はどんなところなのか。

■“野田”の名を冠した鉄道路線

そういえば1つ知っているものがあった。東武野田線である。

東武野田線は大宮駅を起点に野田や柏を経て船橋まで、弧を描くように結んでいる東武鉄道の中核路線だ。いまでは「東武アーバンパークライン」という愛称の定着に執念を燃やしているようで、野田線という名を聞くこともあまりなくなった。が、本来はしょうゆの町・野田の名を冠した鉄道路線なのだ。

となれば、野田のことを知りたければ野田線、もといアーバンパークラインを知ることが第一歩である。将を射んと欲すればまず馬を射よ。昔の偉い人も言っていた。目的地は、ひとまず柏駅。野田市を含むアーバンパークラインの14駅(藤の牛島―柏間)を管轄するのが、東武柏駅管区だからである。

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