聖火最終ランナー「大坂なおみ」だった必然的理由

聖火最終ランナー「大坂なおみ」だった必然的理由

世界中の注目を浴びた聖火最終ランナーは大坂なおみ選手だった(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

東京オリンピックの開会式は、無観客という異例のスタイルで行なわれた。

開催直前にそれぞれの過去の言動が要因となって作曲担当者が辞任し、演出担当者が解任されるという大混乱に見舞われ、はたして開会式が無事に行われるのだろうかというムードの中、セレモニーは定刻通りスタート。大幅に時間をオーバーしたものの無事に終了した。

コロナ禍による1年の延期に伴い「華美なお祭り騒ぎにしない」として簡素化されたという内容は、過去の大会に比べれば確かに華やかさとスケール感においてやや物足りなかったのも事実だろう。

その中でも、木の間伐材で作られた「木の五輪」は、自然と共生してきた日本の伝統を表していた。

また、選手団入場の場面で演奏されたのは「ドラゴンクエスト」に始まり「ファイナルファンタジー」「モンスターハンター」など日本が世界に誇るゲームソフトの音楽だった。

■「日本らしさ」「環境への配慮」「多様性」の演出意図

随所に「日本らしさ」と「環境への配慮」「多様性」を織り込もうとする演出意図は理解できた。上手くいった部分もあれば「これはどういう意図なのか?」と思う箇所も見受けられた。賞賛もあれば厳しい声も数多くあるだろう。

それで良いのだ。すべての視聴者が「満足」する内容などは、どのみち不可能なのである。

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