中国スマホ大手「シャオミ」、EV事業加速の背景

中国スマホ大手「シャオミ」、EV事業加速の背景

中国のスマホ大手のシャオミは、2021年3月末に参入を宣言した電気自動車(EV)事業の加速をもくろむ。写真はシャオミの創業トップの雷軍氏(同社ウェブサイトより)

中国のスマートフォン大手の小米(シャオミ)は8月25日、自動運転技術の開発を手がけるスタートアップ企業の「深動科技」を7737万ドル(約85億円)で買収すると発表した。シャオミが2021年3月末に(自社ブランドの)電気自動車(EV)への参入を宣言して5カ月。同社は企業買収を通じて、その歩みを速めようとしている。

「自動運転技術はスマートEVにとって最も重要な技術だ。深動科技はスマート自動運転ソフトウェアの開発に集中して取り組んでいる。その買収を通じて、(独自の)自動運転技術の実用化をスピードアップしたい」。シャオミの総裁(社長に相当)を務める王翔氏は、深動科技の買収発表と同じ日に開催した2021年4〜6月期の決算説明会でそう述べた。

深動科技は、アメリカのマイクロソフトが北京に置くコンピューターサイエンス研究所「マイクロソフトリサーチアジア」の出身者4人が2017年に共同設立した。同社は翌2018年、数千万ドル(1ドル=約110円)のシリーズAの資金調達に成功。ベンチャーキャピタルの紅点中国がそのリード投資家を務めた。

シャオミは深動科技の買収をテコに、EV事業の立ち上げを一段と加速するもくろみだ。「第1ステップとしてすでに自動運転技術関連の人材を500人採用した。今後は(特定の条件下での完全自動運転が可能な)レベル4の技術開発をスピードアップする」(王総裁)。

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