自己満足?「タスク依存」に陥る人の無意味な多忙

自己満足?「タスク依存」に陥る人の無意味な多忙

お金や仕事を優先し、時間がなくなってしまって苦しい状態になることを「タイム・プア」といいます……(写真:Elnur/PIXTA)

ハーバード・ビジネススクールのアシスタントプロフェッサーにして、心理学者のアシュリー・ウィランズが書いた『TIME SMART(タイム・スマート)』。効率性一辺倒ではない、異色の時間術の本だ。「お金より時間が大事」「生産性向上はタイム・リッチ(時間的に裕福な状態)から」「まず、健康で幸福な生活を送る、その後、生産性・創造性が上がる」と説く。もちろん、心理学者だから、科学的な調査、統計データでその主張を裏付ける。
「仕事のタスクが少ない人ほど、タイム・プア(時間的に貧乏な状態)に陥りやすい」と語るのは、通信業界でキャリアを積み、独立後は書家として活動をすると同時に、プレゼンテーションクリエイターとして年間多くの企業で研修講師をつとめる前田鎌利氏だ。前田氏が本書を読み解き、自身の念(おも)いを語った。その前編をお届けする。

■自分の仕事を極めればよい? タスク依存に要注意

独立する以前は、ソフトバンクに在籍していました。ソフトバンクショップに関連する仕事をしていたこともあって、土日出勤することも珍しくありませんでした。出勤していなくても、携帯電話が鳴って相談を受けたりもします。その後、今度は、上司に私が電話をかけて、相談したり。しょっちゅう電話がかかってくるので、土日でも映画館に行ってはいけないような気がしていました。正直、あまり休めない(笑)。

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