「ボヘミアン・ラプソディ」なぜ若者に人気?

「ボヘミアン・ラプソディ」なぜ若者に人気?

クイーンのライブエイドのパフォーマンスを再現した映画『ボヘミアン・ラプソディ』(写真:(C)Twentieth Century Fox Film Corp/Everett Collection/アフロ)

平成最後の冬は、映画『ボヘミアン・ラプソディ』とともに記憶されるだろう。

興行通信社によれば、公開(11月9日)から12月2日までの間で、日本国内での興行収入を30億円台に乗せている。この期間の週末、都心の映画館は終日完売が続出した。

また、「ムビコレ」のサイトにはこんな記事も掲載された。タイトルは「クイーン世代の中高年から20代までが支持! リピーター続出で大ヒット『ボヘミアン・ラプソディ』」。

つまりこの映画は、過去のロックバンドの映画ながら、「若年層需要」と「リピート需要」という、映画(エンタメ)界的にとても魅力的な需要構造を獲得しているといえる。

では、『ボヘミアン・ラプソディ』は、どのようにして、この魅力的な需要構造を獲得したのか。

その問いに対して私は、「だってクイーンは『元祖Jポップ』だから」と答えたいと思う。

■なぜ若者がもう一度見たくなる映画になりえたのか

この映画の魅力として、まず、ルックスや身なり、演奏シーンでの動き方まで、メンバー本人に酷似させたキャスティングなど、映画全体を支配する抜群のリアリティがある。

一方でリアリティに反して、史実を単純化しながら、起伏を持たせたストーリーも大きな魅力だった。

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