水道民営化促進で内閣府に出向した人の正体

水道民営化促進で内閣府に出向した人の正体

5日、水道法改正案を賛成多数で可決した衆院厚労委。採決に抗議し、冨岡勉委員長(中央)に詰め寄る野党委員(写真:共同通信)

水道事業を民間委託できる水道法改正案が、12月5日午前の参議院本会議で通った後、同日午後の衆議院厚生労働委員会で可決された。同法案は今年の通常国会で衆議院ですでに可決されて継続審議となっていたため、反対弁論だけ行われた。これに野党は猛然と反発。

「外国人労働者受け入れを拡大する出入国管理法改正といい、漁業権を骨抜きにする漁業法改正といい、なぜ会期が短い臨時国会にこんな重要法案を次々に出し、短い審議時間で成立させようとするのか」と怒りをぶちまけた。

「通常国会での衆議院の採決から(同日午前の)参議院の採決まで、大きな状況の変化があった」

12月5日の衆議院厚生労働委員会で水道法改正案について反対討論に立った立憲民主党の初鹿明博衆議院議員は、新潟県議会で10月12日に「水道民営化を推し進める水道法改正案に反対する意見書」が採択された事例を挙げた。

同意見書は、老朽した水道施設の更新や耐震化推進のために民営化を進めることによって、「水道法の目的である公共の福祉を脅かす事態となりかねない」と警鐘を鳴らしている。その他、同意見書は水道を民営化したフィリピン・マニラ市での料金高騰やボリビア・コチャバンバ市での暴動の発生、フランス・パリ市では料金高騰に不透明な経営状態が発覚した事例まで挙げていた。

■水道民営化のために任用された大臣補佐官

水道法改正の背景が怪しい――実は今年10月末に、そのような話を耳にした。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)