「格差をリセット」する教育本来の機能を取り戻せ
2022年03月29日 06時50分 東洋経済オンライン
GAFAの強さの秘密を明かし、その危険性を警告した書籍『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』は日本だけで15万部のベストセラーになり、日本に「GAFA」という言葉を定着させた。
その著者スコット・ギャロウェイ教授の最新作『GAFA next stage 四騎士+Xの次なる支配戦略』も6万部のベストセラーになっている。本書では、コロナ禍でますます肥大化したGAFAや、この4社に匹敵する存在になるだろう「+X」の巨大テック企業が再び、世界をどのように創り変えていくかを予言している。
著者のギャロウェイ氏はGAFA+Xの「最大の獲物」として「大学」を挙げている。日本の大学教育のあり方に危機感を持ち、警鐘を鳴らしてきた社会学者の橋爪大三郎・東京工業大学名誉教授に、これからの「大学のあるべき姿」を聞いた。その前編をお届けする。
後編:「大学入試を廃止」今こそ本気で考えるべき理由
貧困とはどういう意味なのかいまの社会は、貧富の格差が拡大し、多数の犠牲の上にひと握りの人がマネーゲームをしているという実態があります。踏み台になっている人びとのことを考えずに、「私はこれだけ儲かりました」などと自慢している。
『GAFA next stage』は、著者のスコット・ギャロウェイさん自身が、子供時代に貧困だったことを紹介しています。
記事にコメントを書いてみませんか?