東洋思想の根源に学ぶ幸せな子どもの育ち方

東洋思想の根源に学ぶ幸せな子どもの育ち方

どうすれば幸せな子どもが育つのでしょうか(写真:EKAKI / PIXTA)

子どもの幸せを願わない親はいないが、「どう育てたら幸せな子ども、幸せな人になっていくのかがわからない」という親も多い。どうしたら、愉快な人生を送れる人間になれるのだろう? 

本記事では東洋思想研究者である田口佳史氏と枝廣淳子氏の共著『ぶれない軸をつくる東洋思想の力』の内容から、どうすれば幸せな子どもが育つのか、どんな生き方を勧めればよいかを田口先生に質問する形で一部抜粋して紹介します。

■悩んだら、田口先生に聞いてみよう

質問 『君たちはどう生きるか』がベストセラーになっているように、どう生きていけばいいのか悩む人が、年齢を問わず、増えていると思います。親は子どもに、どういう生き方を勧めればいいのでしょうか?

田口:『論語』に「人之生也直」(人の生くるや直し)という言葉があります。実は、『論語』で人生論そのものを語っているのは、ここだけです。「人の生くるや」って人生のことで、「直し」とは「素直でなきゃ駄目なんだよ」ということです。

「素直」というのは一生の財産になります。私がずいぶんお世話になった松下幸之助さんも、一番最後に「遺言を」と頼んだら、「素直」と言ったのですよ。

「素直」がなぜ重要なのか? 素直な人のほうが受容能力があるからです。

私は若いころ、巨人軍をV9に導いた川上哲治監督にいろいろお世話になったことがあります。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)