中国ファーウェイ「創業者長女」が会社の顔に昇格

中国ファーウェイ「創業者長女」が会社の顔に昇格

輪番董事長に昇格した孟晩舟氏は、今後は表舞台に立つ機会が増える。写真は3月28日に開催された2021年の業績説明会に出席した孟氏(ファーウェイのウェブサイトより)

中国の通信機器最大手の華為科技(ファーウェイ)は4月1日、同社の副董事長兼CFO(副会長兼最高財務責任者)の孟晩舟氏が、新たに輪番董事長(交代制の会長職)を兼務すると発表した。

同社の説明によれば、この人事は輪番董事長の1人だった副董事長の郭平氏が同じ日に監事会主席(監査役会議長)に選出され、輪番董事長職を離れたことに伴うものだという。

ファーウェイは2018年に輪番董事長制を導入。輪番董事長は董事会(取締役会)および董事会常務委員会を取り仕切り、任期6カ月の輪番期間中はファーウェイの「会社の顔」の役割も担うポジションだ。

初代の輪番董事長は上述の郭氏、副董事長の胡厚崑氏、同じく徐直軍氏の3人であり、交代するのは今回が初めて。これにより、孟氏は社内で胡氏および徐氏と肩を並べる地位に昇格したことになる。

なお、ファーウェイ創業者の任正非氏の肩書きは総裁兼CEO(最高経営責任者)であり、現在もそれに変化はない。

カナダ当局に拘束され、2021年9月に帰国新たに輪番董事長に加わった孟氏は、創業者の任氏の長女である。ファーウェイには1993年に入社し、国際会計部門の責任者、香港法人CFO、本社CFOを歴任してきた。

孟氏の名前や経歴を一夜にして世界に知らしめたのが、2018年12月、アメリカの司法当局の要請によりカナダの司法当局がバンクーバー空港で孟氏の身柄を拘束した事件だ。

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