本読みの達人が推薦!いま読むべきビジネス書10
2022年04月25日 07時40分 東洋経済オンライン
先が読めない時代になり、さまざまな情報がメディアを介して目まぐるしく飛び交っていく。世界の情勢でさえ、テレビや新聞がリアルタイムで伝え、専門家たちがソーシャルメディアを介してすぐに解説していく。
読むのに時間がかかる分、思考力を鍛えられるそんな中、分厚いビジネス書を読む意味は、情報を選別して、正しく理解し、次に打つ手を発想する力を育むことにある。
4月25日発売の『週刊東洋経済』4月30日・5月7日合併号では「世界激震!先を知るための読書案内」を特集。地政学、経済、ビジネス、教養など今読むべき本を、識者が紹介している。
ビジネス書は内容が精査され、読むのに時間がかかる分、思考力を鍛え、脳の力を高めてくれる。そんな観点から「いま読むべき10冊のビジネス書」を選別してみた。
情報を正しく読み解くには、データや事実に基づいて考える習慣が不可欠だ。しかし、賢い人ほど思い込みに惑わされるという。思い込みから解放され、世界の姿を正しく知る方法を説くのが『FACTFULNESS』(ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 著)だ。
教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野について、最新の統計データを示しながら、読み解き方を紹介する。難しい数式は出てこないため、軽快に読めて直感的に理解できる。
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