映画『マトリックス』で見えた日本企業の敗因

映画『マトリックス』で見えた日本企業の敗因

日本の企業が競争力を弱めている背景にあるものを探ります(写真:YakobchukOlena/PIXTA)

投資やビジネスにおいて、「先を読む力」は重要なスキルの1つです。先を読むことができれば、未来に先回りして手が打てるため、かなりの成功が約束され、しなくてもよい失敗を避けることもできるはずです。では、どうすれば先を読むことができるのでしょうか。

運用資産残高1兆円を超える(※)レオス・キャピタルワークスを率い、カリスマファンドマネージャーと言われる藤野英人氏は、「先を読むとは、トランプの神経衰弱のようなもの」と言います。いったいどういうことか、藤野氏が新刊『プロ投資家の先の先を読む思考法』をもとに3回にわたって解説します。※2022年4月時点

成長する企業とはどんな企業かと尋ねられたら、私は「Why(なぜ)を考え続ける会社」だと答えます。自分たちが手掛けているビジネスについて、なぜやるのか、なぜ今なのか、なぜ私たちがやるのかといったWhyを無限に問いかけ続けている会社が伸びるのです。

例えばGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)と呼ばれるメガテック企業には哲学者がいて、Amazonなら「買うとはどういうことだろうか?」、Facebook(現・Meta)なら「コミュニケーションとはなにか?」といったことを考え続けている人がいるといいます。

そのようなWhyを問う議論を重ね、仮説に基づいたトライアンドエラーを重ねてきた結果が、今のGAFAMをつくってきたのではないかと思います。

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