「自分のやりたいこと」は他人に聞くのが早いワケ
2022年05月13日 08時30分 東洋経済オンライン
『ライフ・シフト2』では長い寿命を手に入れた私たちには、多くの可能性が広がっていると語られています。一方で、「自分の可能性って何だろう?」という疑問や「新しい環境に身を置くのは怖い」という不安は絶えません。
「人生100年時代」にライフシフトしていくためのヒントを「タニモク」開発者の三石原士氏と&Co.の横石崇氏が語り合いました。
誠品生活日本橋にて開催された「みんなで始めるライフシフト」対談の様子をお届けします。
やりたいことの見つけ方【やりたいことの見つけ方@】人と話す
三石原士(以下、三石):「人生100年時代」に向けて何から始めればいいかについてですが、自分が得意なことを武器にアウトプットする機会作りがまず必要かなと思います。僕が開発した「タニモク」は、「他人に目標を立ててもらう」というワークショップで、ワーク中に自分について他人に話す時間があります。たった10分間ですが、みなさん「自分の話をしたのは久しぶり、機会がなかった」とおっしゃいます。
キャリアや働くことについて考える場所やきっかけがすごく少なかったというのが、「タニモク」を作った背景にあります。企画職がアイデアや企画を立てるときに、他人に意見を聞かないということは、まずないと思います。でも、人生や今後の働き方を決めるという大事な選択をするときに、みんな他人に話を聞いたり、アイデアを募ることはしないですよね。
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