SUV人気を牽引、ホンダ「ヴェゼル」発売1年通信簿

SUV人気を牽引、ホンダ「ヴェゼル」発売1年通信簿

2021年4月にフルモデルチェンジし、ちょうど発売から1年が経過したホンダのヴェゼル(写真:本田技研工業)

ホンダ「ヴェゼル」は、3ナンバーのSUV(スポーツ多目的車)とはいえ、5ナンバー車格に近い寸法で、国内で利用するのに適した1台として人気を得た。初代は、この車格のSUVとして先駆的な存在であり、2013年12月の発売以降、2014年から2016年まで3年連続で1〜12月の年間でSUV新車登録1位の販売を記録した。また年度(4月〜3月)での統計においても、3年連続1位となっている。

ヴェゼル人気に追従しようと発売されたのが、トヨタ「C-HR」であった。そして2017年にヴェゼルを抜き、1〜12月の年間1位を獲得した。世界的にSUV人気が高まるなか、国内においてもヴェゼルを発端とした手ごろなSUVが、いかに消費者に期待されていたかが、ヴェゼルとC-HRという競合2車種の販売動向に現れている。

C-HRに1位の座を奪われたとはいえ、ヴェゼルは2018年にマイナーチェンジを施し、2019年にはガソリンターボエンジン車を追加するなど、商品性の向上に努めたことによって、2019年の上期(1〜6月)に1位へ返り咲く健闘を見せた。C-HRは個性的な外観と、ドイツのニュルブルクリンクなどで鍛えた走行性能で一躍人気となったが、一方でSUVとしての王道を行く造形や使い勝手を求める人にとって、ヴェゼルは優れた潜在力を持っていたといえる。そして累計販売台数は40万台を突破した。

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