中国自動車大手「上海汽車」、4月の生産販売激減

「完成車メーカーにとって、どの車種をどれだけ生産できるかは日々の部品の入荷次第であり、『運任せ』の経営を迫られている」。自動車産業関連の物流業務を手がける企業のある幹部は、生産現場の実態をそう明かす。

この幹部によれば、完成車メーカーがいま調達できる部品は、種類やサプライヤーによって数量に大きなばらつきがある。部品が1種類でも足りなければクルマは生産できず、ほかの部品は余ってしまう。そのため精緻な生産計画や在庫管理が困難になり、上海以外の地域の完成車メーカーでも通常の生産ペースを維持できなくなっているという。

自動車販売への影響も大きい。中国汽車流通協会が4月30日に発表した調査データによれば、調査対象の94都市のうち3分の1以上の34都市で、新型コロナの影響により営業を一時停止している販売店があった。ある自動車メーカーの関係者は、「わが社の専売店は半分が閉店している」と打ち明けた。

(財新記者:安麗敏)
※原文の配信は5月7日

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