最近「取り残された感」覚える人が注意すべきこと

最近「取り残された感」覚える人が注意すべきこと

急に社会が動き出す中で「取り残された感」を感じていませんか?(写真:mits / PIXTA)

コロナ禍が始まって2年が過ぎた。世の中は徐々にウィズコロナに向かって動き出している。街は多くの人が行き交うようになり、飲食店は前の活気を取り戻しつつある。政府は外国人観光客受け入れに向けて、実証事業を始めるようだ。

だが、社会全体が前に動き出す中で、「取り残された感」を抱く人もいる。筆者が危惧するのは、そうした人たちの心の健康だ。動き出す人が増える中、その場から動くことができず、うつの発症や自殺行動に向かってしまう人たちがいるのではないか。

世の中の華やぎに「乗り切れない」「その考え方はあながち間違ってはいないのではないでしょうか」と話すのは、日本自殺予防学会理事長の張賢徳医師(六番町メンタルクリニック:東京都新宿区)だ。

張医師がその根拠として挙げるのは、19世紀にフランスの社会学者エミール・デュルケームが書いた『自殺論』の一説だ。

「ヨーロッパでは昔から春先になると自殺率が高くなるという現象が起こっていました。彼がその理由として、”春になると世の中が華やぐ。対して、うつ病の患者さんはその雰囲気に乗り切れない。周りの華やぎとのギャップに彼らは取り残された感覚を覚え、苦しんで、自殺行動に及んでしまうのではないか”と指摘しています」

これが、今のコロナ禍の状況にも当てはまるのではないかと、張医師は推測する。

続きは 東洋経済オンライン で

1

関連記事(外部サイト)