「良かれと思って」発したその一言が致命的だった

「良かれと思って」発したその一言が致命的だった

前編に引き続き、「その言葉をかけた瞬間、高確率で若者は引くだろうNGワードワースト5」を紹介する(写真:Fast&Slow/PIXTA)

新年度になり、新人研修や異動で初めて会う若者と話す機会も多い。

はたして何と言って励ませばいいのか、悩む人も少なくないはずだ。少なくとも、やる気をそぐようなことは避けたいところ。

しかも最近は、人前でほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい……といった複雑な心理を抱える若者が増えている。

新著『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』が好調な金間大介氏は、「今の若者たちの行動原理や心理的特徴は『いい子症候群』というフレーズがぴったりくる」と言う。イノベーションとモチベーションの研究家による、若者たちにかけてはいけないNGワードを考える後編。(前編はこちら)

リスク回避は「いい子症候群」の最大の特徴の1つ前編に引き続き、「その言葉をかけた瞬間、高確率で若者は引くだろうNGワード ワースト5」を考えてみよう。第5位は、「お互い切磋琢磨できる友人関係を作れ」、第4位は「まずはやってみなさい」「できあがったら持ってきて」だった。

さて、若者たちにかけてはいけないNGワードの第3位は、「若いときこそたくさん失敗すべき」「若いうちしかリスクは取れない」だ。

この言葉の背景にも、前編で触れた「武勇伝大好き大人」の香りが漂う。「俺が若いころはとにかくいろんなことに手を出してはめちゃくちゃやったもんだ」というやつだ。残念ながらこれらの類の語りはあまり若者には響きはしない(ただし、いい子症候群の若者たちは表面的な協調性に長けているので、響いた風のリアクションはする)。

何と言っても、いい子症候群の若者たちの最大の特徴の1つはリスク回避志向にある。リスク回避を通り越してノーリスク志向と言ってもいい。

続きは 東洋経済オンライン で

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