左脳の機能失った脳科学者が教える、心軽くする技

左脳の機能失った脳科学者が教える、心軽くする技

脳卒中で左脳の機能を失ったものの、8年のリハビリの末に機能を回復させたジル・ボルト・テイラー氏が、悲しい出来事への向き合い方について語ります(写真:Martin Boling Photography)

脳科学者のジル・ボルト・テイラー博士は、37歳のときに左脳の脳出血(脳卒中)で、それまでの認知機能、身体機能を失いました。その後、8年間のリハビリの末、すべての機能を取り戻しましたが、その実体験と神経解剖学の科学的見地から、「脳の仕組みを知れば、考え方・感じ方の嫌なクセは変えることができ、心穏やかな人生が手に入る」と指摘します。

いったいどういうことなのか。テイラー氏の新著『WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン)心が軽くなる「脳」の動かし方』の翻訳を務めたサイエンスライターの竹内薫氏が、テイラー氏に聞きました。

後編は「悲しい出来事への向き合い方」についてです。

前編:左脳の機能失った脳科学者が発見、凄い脳の使い方

大事なのは、正直な気持ちをみんなで共有すること竹内薫(以下、竹内):先日、安倍晋三元首相が凶弾に倒れました。それを自分の子どもに伝える難しさを感じています。娘は今11歳で、彼女にとっては非常にショックな出来事だったでしょうから、彼女の<キャラ>にも大きなインパクトを与えるかもしれません。

ジル・ボルト・テイラー(以下、テイラー):あなたは、そこら中に銃があるような国にいるわけではありません。アメリカでは、悲しいかな、銃による殺戮はよくあることです。今年、すでに300件以上の銃乱射事件が起きています。とんでもない数です。

ですから、安全だと思われていた日本で、公共の場に武器を持っている人がいたという事実だけで、不安になるのはとてもよく理解できます。にわかに、自宅やあなたの家族が脅かされているように感じるかもしれません。(2001年のアメリカ同時多発テロで)ツインタワーが崩壊したときの私たちがそうであったように、自動的に、自分たちの生活圏のあらゆる部分に警戒警報が発令されたような状態になります。

そんなとき大事なのは、正直な気持ちをみんなで共有することです。

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