「イカゲーム」エミー賞に見るアジア作品の可能性

「イカゲーム」エミー賞に見るアジア作品の可能性

第74回エミー賞のドラマシリーズ部門主演男優賞を受賞したイ・ジョンジェ(写真:AFP=時事)

韓国が、ハリウッドでますます存在感を高めている。2年前には『パラサイト 半地下の家族』が外国語の映画として初めてアカデミー賞作品賞を受賞し、歴史を変えたばかりだが、今度は『イカゲーム』がプライムタイム・エミー賞の主演男優賞と監督賞(いずれもドラマシリーズ部門)を受賞したのだ。外国語の作品が、またネイティブの韓国人がこれらの賞を受賞するのは、史上初めてのことである。

これらの受賞は大きなニュースだが、決してサプライズだったとも言えない。『イカゲーム』のイ・ジョンジェは、今年初めにも、全米映画俳優組合賞(SAG)と放送映画批評家協会賞(Critics Choice Awards)で主演男優賞を受賞している。ファン・ドンヒョクの監督賞受賞も、『メディア王〜華麗なる一族〜』が予想通り作品賞、脚本賞を抑えた以上、せめてここでひとつ獲得するというのは納得だ。

このふたりがどちらもしっかりと英語で受賞スピーチをしたのも特筆すべきことだろう。ファン・ドンヒョクは、「今作がエミー賞にノミネートされて以来、私が歴史を変えたのだと、よく人に言われます。ですが、私は、自分ひとりで歴史を変えたとは思いません。私たちみんなで歴史を変えたのです」「『イカゲーム』が、英語以外でエミー賞を受賞した最後の作品にならないことを本気で願います」と、受賞スピーチで述べている。

第2シーズンも製作予定『イカゲーム』はすでに第2シーズンのゴーサインが出ており、もちろん作品の出来によるが、彼らが再びエミー賞に戻ってくる可能性はある。また、エミー賞に限らず、今作の大ヒットで売れっ子になったこれらの人々を、今後ほかの賞で見かけることも出てくるかもしれない。

イ・ジョンジェは、最近、ディズニープラスで配信される新たな『スター・ウォーズ』シリーズの主演に決まったことが報道されたばかりだ。彼の元にはいろいろなオファーが押し寄せ、その中から熟考して選んだとも言われている。

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