人間関係で「燃え尽きた人」に足りなかった視点

人間関係で「燃え尽きた人」に足りなかった視点

パートナーや友人、家族、同僚など…他者とのあいだに境界線を引ける人と引けない人の違いとは?(写真:Ushico/PIXTA)

充実したワークライフ・バランスや良好な人間関係を維持するために、パートナーや友人、家族、同僚とのあいだに適度な距離を保つことは必要です。

けれども現実は、心に土足で踏み込んでくる人がいて、断ることもできないまま、心は乱されてストレスは溜まるばかり。どうすればいいのでしょうか?

ニューヨーク・タイムズ紙、ガーディアン紙、サイコロジートゥデイ誌ほかに登場し、インスタグラムで150万フォロワーを獲得しているリレーションシップセラピスト、ネドラ・グローバー・タワブ氏によるメンタルヘルス指南書『心の境界線 穏やかな自己主張で自分らしく生きるトレーニング』より一部抜粋・再構成してお届けします。(前回の記事はこちら)

「プレッシャーに押しつぶされそうなんです」 。そう言って、キムは両手で頭を抱えました。

キムは、ハネムーンを終えて2週間後に私の元に通い始めました。新婚の彼女は、仕事では優秀なキャリアを持ち、何でもそつなく完璧にこなせる自分を誇りに思っていましたが、すべてをうまくやり遂げられるだろうかという不安に取りつかれていました。憔悴しきって、朝、ベッドから起き出すのも怖くて仕方がなくなっていたのです。

キムは、自分に対してだけではなく、周囲に対してもいつも「最高の自分」でいようとしていました。

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