トヨタも注目!半導体「エヌビディア」の哲学

トヨタも注目!半導体「エヌビディア」の哲学

GPU(画像処理用半導体)大手の米エヌビディアは世界中から開発者を集めた会議「GTC」を、米国シリコンバレーで開催した(記者撮影)

「本日、トヨタ自動車が当社製品を採用したと発表できることを大変光栄に思う」

画像処理用半導体(GPU)大手、米エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、トレードマークの革ジャンに身を包んで興奮気味に語った。「TOYOTA」の文字がスクリーンに映し出されると、会場から歓声が上がり、大きな拍手が起こった。

2017年5月8日から11日までの4日間、エヌビディアは米国シリコンバレーで開発者向け会議「GPU Technology Conference(GTC)」を開催した。基調講演の場で、フアンCEOはトヨタ自動車との協業を発表。自動運転車の開発に共同で取り組み、今後数年以内での市場導入を目指す。「トヨタはまさに伝説的な企業。カイゼン、現地現物、ジャストインタイム生産など、現代経営システムの多くがトヨタによって発明された」(フアンCEO)。

■名門自動車メーカーから引っ張りだこ

エヌビディアと組む自動車メーカーはトヨタだけではない。GTCの会場に入ると、まず独アウディ製のSUV(スポーツ多目的車)が目に飛び込んできた。もちろん、エヌビディア製品を搭載した自動運転車だ。エヌビディアはすでに、独BMWや米テスラなどさまざまな自動車メーカーと提携を進めており、まさに”引っ張りだこ”といえる状況だ。

エヌビディアは今、世界で最も注目されている半導体企業といっても過言ではない。主力製品のGPUは、従来テレビゲームなどで画像を映し出すために用いられてきた。

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