伝統野菜「黒皮かぼちゃ」は他と何が違うのか

伝統野菜「黒皮かぼちゃ」は他と何が違うのか

日光をたっぷり浴びて育つ「黒皮かぼちゃ」(取材月:2017年3月)

温暖な気候に恵まれ、日照時間が全国トップクラスの宮崎県で、日光をたっぷり浴びて育つ特産物、「黒皮かぼちゃ」。別名「日向かぼちゃ」とも呼ばれており、黒く艶やかな皮が印象的な、日本かぼちゃを象徴する品種だ。西洋かぼちゃとは違った独特の食感と味わいから、京都を中心に日本料理の最高級食材として重宝されてきた。

■10人の生産者でつなぐ伝統と技

日照時間の長い宮崎県で、古くから盛んに行われていたかぼちゃの栽培。1542年にポルトガルから持ち込まれたのが、その始まりとされている。現在では西洋かぼちゃが主流になったことで、日本かぼちゃの生産地は国内でも数えるほどまでに減少。地元に伝わる民謡にも登場するほど歴史ある伝統野菜の「黒皮かぼちゃ」も、宮崎県内で生産する農家はいまでは25人(2017年3月現在)のみとなり、川南町、宮崎市・生目(いきめ)を中心に生産されている。そのなかでも立体栽培をてがけているのは、生目地区の10名(2017年3月現在)となっている。

「黒皮かぼちゃ」を食べると、驚くのがその味わいだ。我々が慣れ親しんでいる西洋かぼちゃといえば、お菓子作りに使えるほどまったりと甘く、ホロホロと柔らかいのが特徴。一方「黒皮かぼちゃ」はさっぱりとした味わいで、粘質な果肉は煮物にしても煮崩れないほど。それでいて、いざ食べてみると舌触りはとろけるようになめらかで、皮の部分まで美味しく食べることができるのだ。

続きは 東洋経済オンライン で

1

関連記事(外部サイト)