知らないと損!「通勤中のケガ」の正しい対処

知らないと損!「通勤中のケガ」の正しい対処

通勤途中にケガをしてしまったら?(写真:Satoshi KOHNO / PIXTA)

今日も変わらず7時10分過ぎに自宅を出て、都内にある会社に向かったFさん(女性30歳)。通い慣れた駅までの道のりをスマホ片手に軽快に歩きだしました。ところが、その途中の階段で足を踏み外し、右脚の靭帯を損傷。タクシーを呼んで何とか自力で病院に行ったのでした。

何も考えずに病院には健康保険で受診し、2カ月ほど経った頃、大学時代の友人にケガのいきさつを話しました。すると、「通勤途中のケガだから労災でかかれば治療費はタダのはず」と友人が教えくれたので、健康保険を使ってしまったFさんは、早速、病院に「通勤途中のケガ」だったことを伝えてみると……。

「時間が経っているから、今まで払った分は切り替えができません。ご自身で健康保険組合に相談してください。ちなみに、うちは労災指定病院じゃないので、これからはいったん全額負担してもらいます」と言われてしまい、何だかよくわからなくなってしまったのでした。

通勤途中のケガなどに使える労災保険。何も知らずに健康保険を使ってしまうと、後で手続きが面倒なことになります。

■通勤災害で押さえておくべきポイントとは

そこで今回は、万が一、みなさんが通勤途中にケガしたときでも、面倒なことにならないように、ここだけは押さえておきたい通勤災害のポイントを5つ話したいと思います。

1. 健康保険者証は使えない

通勤途中にケガをした場合、健康保険(健康保険被保険者証)は使えません。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)