日本流「過剰サービス」は誰も幸せにしない

日本流「過剰サービス」は誰も幸せにしない

「過剰サービス」は本当に必要なのだろうか(写真 : xiangtao / PIXTA)

「不在にしていても、何度でも無料で宅配便を届けてくれる」

「ガソリンスタンドに入ると数人が駆け寄ってきて窓ガラスを拭いてくれる」

当たり前になってしまったサービスだが、空前の人手不足の中で、このような「過剰サービス」はどこまで持続するのだろうか。そもそも、本当にこのようなサービスは必要なのだろうか。

経済学者である伊藤元重氏は著書『伊藤元重が警告する日本の未来』で、「年に3%ずつ生産性を向上させられない企業は淘汰の時代を迎える」と指摘する。どういうことか、解説してもらった。

■日本の生産性は先進国中で最下位

自分自身の働き方を振り返って、「長時間、仕事をしているが、あまり効率はよくない」と感じている人は案外多いかもしれません。

実際、OECD(経済協力開発機構)による労働時間の調査では、日本は38カ国中22位で、38位のドイツの人々よりも平均で25%長く働いているという結果が出ています。

OECDのデータに基づいて日本生産性本部が発表している労働生産性の国際比較で見ると、日本は1人当たりでも1時間当たりでも加盟34カ国中の21位です。これは主要先進7カ国中で最下位です。

こうしたデータからも、「睡眠時間を削りながら長時間働いているが、生産性はあまり高くない」という日本人ビジネスパーソンの姿が浮かんできます。いったいなぜ、そんなことになっているのでしょうか。

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