タブー視する日本人が知らない潤滑剤の真実

タブー視する日本人が知らない潤滑剤の真実

「セックスは痛いのが当たり前」だと思っていませんか?(写真:EKAKI / PIXTA)

私たちは本来、性とは無縁ではいられない。しかし性の中でも特にセックスライフについては、個人的な体験があまり表立って語られず、悩みがあっても社会で共有されていないことが多々ある。

世界、特に欧米では「セクシャルヘルス」の意識が高く、性の健康を自身で管理することが常識となっていて、そのための商品も数多く販売されている。自己管理することがQOLの維持につながるという発想だが、一方でここ日本では、性教育が不十分だったり性をタブー視する風潮により、その考えが根付いていない。

これまで日本にはなかった、性に関する商品を販売している女性たちを3回にわたって紹介する。彼女たちは“壁”にぶつかりながらも、日本の“セクシャルヘルス”向上を目指している。2回目は「潤滑剤」を輸入・販売する女性だ。

■性交痛を婦人科で相談したところ…

「セックスは、痛いのが当たり前」――小林ひろみさんは長い間、そう思っていた。20代のときから性交痛があった。が、それを誰にも話したことはなかった。ほかの女性も我慢しながらセックスしているのだと思っていた。病気かもしれないと不安になり、婦人科で相談したこともある。特に異常はないと診断され、「パートナーに、もう少し優しくしてくれるようお願いしたら?」という助言とともに潤滑剤を勧められた。

帰り道、ドラッグストアに立ち寄った。生理用品売り場の隅の隅、ひっそりと並べられていた潤滑剤。

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